子供の自己肯定感の形成はどのように行われるのか?本日は、自己肯定感の最初の段階「自己理解」を学びます。これが理解できれば、我が子が普段考えていることや目標を理解でき、親子の時間がより濃い時間になることでしょう。それでは、共に学んでいきましょう!
こんにちは、博士!
ちょっと教えて欲しいことがあるんだけども〜
こんにちは、こぶおくん。
どうしたんだのん?
これまで自己肯定感の大切さや測定方法を学んできたけど、
結局どのように高めるのがいいの?
そこは実践をする上で、重要なポイントだのん。
今日は実際のエビデンスも踏まえて、どのように高めるか?を検討していくのん。
目次
自己肯定感の形成
ここでは自己肯定感が形成されるプロセスを検討していきます。
形成プロセス
自己肯定感の形成プロセスは下記のような流るとわかっております。
引用:福島教育センター
上記の図から分かるように自己肯定感を育む登場人物として、「本人」と「他者」が必要になります。
そしてその登場人物に必要な要素は、本人の「自己理解・自己受容・他者理解・他者受容」と他者の「肯定的なフィードバック」になります。
自己理解は,言動に対する他者の評価や働きかけによって深まります。
これは他者理解も深めることになり、自己理解と他者理解は、並行して深まっていくものと考えられます。
自己受容は,他者の肯定的な受容の態度が自分の嫌な部分を減らし、再び自己を見つめ直すことによって深められます。
したがって自己肯定感の形成は、肯定的な自己理解と自己受容、そして他者とのやりとりがポイントとなります。
例えると、信頼関係のある「我が子」と「ママ」や「パパ」の肯定的なやりとりにより、「我が子」の自己肯定感が形成されることになるのです。
ここでの「他者」は、ママやパパに限らず、保育園、幼稚園、小学校などの先生や友達、身の回りのお手伝いをしてくれる大人も同じように考えられます。
なので、いつもとは異なるコミニティーに参加する機会の大切さが理解できますね。
実際の研究結果
ここで上記のプロセスが、子供の自己肯定感を高めたと言う事例を紹介します。
登場人物は、小学生2年生の2つのクラス(60名)と担任の先生です。
自己肯定感を上げるために計10時間の体育と道徳の授業を、行いました。
【具体的な授業の内容】
体育:グループ活動を行い,児童同士で運動やその取り組みに対して励ましや称賛の言葉かけをするように促しました。
道徳:友人の良い行いや自分が友人の行為を受けて嬉しかったことを書いて発表する活動を行いました。
結果は、予想通り自己肯定感の平均値が上がっていました。
事例を下記に出します。
「自分には良いところがありますか?」のYes回答は、63.2% → 73.7%
「あなたは自分のことが好きですか?」のYes回答は、59.6% → 73.7%
この研究では、保護者にはこの授業の取り組みに関しては知らされていなかったことから、クラス内でのやりとりが影響した可能性が高いです。
本研究の考察として下記が紹介されていました。
これまで自分の善行に気が付いていなかった児童に、他者評価を実施することで、その行為が価値付けられ、より強く自己を肯定的に認識することが示されている
小出 真奈美ら
この研究は、自己肯定感の形成プロセスがうまくできていると考えられます。
他者の評価をすることで、その行為が他者理解と自分の中でも自己理解が進みます。
また他者から自分の評価をもらうことで、他者受容や善行と気づいていなかったことへの自己理解や自己受容が進みます。
このサイクルの繰り返しの結果、小学生の自己肯定感は上がったと思われます。
しかもたった10時間の授業だけで。
なるほど。
なんとなくわかっていたけどね。
まあ、これまで色々紹介してきたからここは理解できるのん。
では、自己理解や自己受容について紹介していくのん。
自己理解
自己肯定感を高める要素として必要な「自己理解」について学んでいきましょう。
自己理解とは
自己理解とは,いくつかの手段により自分の気質,性格,ある種のタイプ,価値観,考え方,態度・行動などを深く知り,それを自分自身が納得して受け止めている状態のことである。
内閣府「ユースアドバイザー養成プログラム」
色々書いてあり、難しいですが、この一文に尽きるかと思います。
ただ、幼児から小学生には難し過ぎますね。
簡単に言えば、自己理解は「自分の特徴は?」と私は考えます。
私を例に取ると、「ワクワク感があることが好き・仲間とワイワイやるのが好き・やると決めたら即行動」が特徴にあります。
長男くんは、「気分屋・新しいことや変化に興味を示す・対人に優しい」が特徴だと思っています。
私ごとですが、過去に自己理解のための有料テストやプログラム、本に着手したことはありましたが、正直わかるようなわからないようなという感じでした。(私の理解度が低かったのかもしれませんが。)
幼児〜小学生にそこまでの詳細はいらないと思います。
というか言葉が難しくて、理解ができません。
過去の研究では、幼児期〜児童期での自己理解に関しては、所有物や身体的な事柄、他者と関わる能力などが多いと言われているます。
歳を重ねるごとに、そのような事柄は減少し、信念や哲学、考え方や感じ方などを捉えていくと言うことがわかっています。
このことからもなるべくシンプルな言葉を使うことが子供にとっても、自己理解という行為が理解しやすいと考えます。
自己理解のメリット
では、自己理解のメリットとはなんでしょうか?
- 自己制御:落ち込みや怒りを感じたとしても、自分がどんな感情であるかを理解し、冷静に次の行動を考えられます。
- 意思決定:自身の長所や考え方を理解しているため、選択を迫られた際に、どっちが自分に合うか?を考えらます。
- 他者理解:他者からどう思われているか?を考えるため、内面だけでなく、他者へ意識が向くことが考えられます。
一般的にはこのような事が自己理解のメリットとして考えられています。
ただこれが当てはまるのは、大人だと思います。
では、幼児や小学校でこのようなメリットがあるのでしょうか?
実際に日本の小学校で行われた研究を紹介します。
結論としては、大人と同じようなメリットが当てはまります。
この研究の対象は、小学5年生、6年生94名で、1ヶ月のプログラムで自己理解を深めた取り組みです。
プログラムは下記の流れです。
1.自分の良さを知る
下記の図を使い、自分(対象者)が思う「良さ」に丸をつけてもらう。
次に、友達が思っている自分(対象者)の「良さ」が当てはまる言葉に丸をつけてもらいました。
実際に、自分では「良さ」を2個しかまるできなかったが、友達から丸をつけてもらうと11個もあった、という事例が取り上げられていました。
自分ではわからなかった「良さ」を理解することができる一方で、自分が認識していた良さを友達も認めていたことに気づく機会になったと感想として書かれていました。
2.なりたい自分の設定
「なりたい自分」とは、将来の夢のような壮大なものではありません。
「次の学年」や「明日の自分」など、少しの努力で届きそうな「なりたい自分」の設定をしました。
さらに「なりたい自分」を設定するのに、委員会やクラブなどの「場」を検討した。
「自分の良さ」+「場」=「活躍」というイメージしやすい「なりたい自分」とその行動目標を設定した。
実際に、「協力的」という自分の良さを認識し、「クラブ活動で下級生と協力する」という一歩先の「なりたい自分」を設定した事例が取り上げられた。
具体的な行動目標は「なるべく楽しい話題をする、場の空気が悪くなるようなことを言わない。(思ったことを口に出さない。)」という記載していました。
自分を振り返り、多角的な視点でどう成長すべきかを考えれれるところがいいところですね。
3.良さを生かした実践
2週間毎に「なりたい自分」とその行動目標を振り返る機会を設定した。
基本的に行動目標ができたら、記録したり、友達を共有したり、アドバイスをもらったりと進捗が行われた。
実際に、中間での振り返りでは、「場の空気が悪くなるような言葉を言わなかった。」という行動した事柄があった一方で、「今度こそ、下級生協力できるようにする」などできなかった振り返りもあり、次にどうするかの記載もあった。
最終振り返りでは、「クラスの子にたくさん話しかけられるようになった、挨拶ができるようになった」「給食委員の時に、下級生にありがとう、と言えるようになった」などの振り返りがあった。
最後には「自分へのエール」欄があり、「目標が達成できたね。今度は委員会やクラブで下級生とたくさん話ができるといいね。」などの記載があった。
「なりたい自分」への達成感と次にどうすべきか?を検討できる機会となっていることがわかります。
研究者の考察は下記の通りです。
自分のよさを中心に自己理解を深めながら「なりたい自分」を考え、そこに向けて取り組むことが(中略)自分自身を肯定的に捉え、前向きに実践に臨むことができた。
よさを生かして実践することが、自分自身の課題に気付いたり、今後の目標をもったりすること につながることが本実践を通して分かった。自らよさや課題に気付いたからこそ、自分で考え、自ら行動しようとする気持ちが生まれ、主体的な実践につながったと考えられる。
(中略)
互いのよさを認め合う活動を取り入れたことで、児童は他者理解をしたり、他者を介した自己理解をしたりすることができ、集団の中で「他者と協働する」「他者 を介する」など他者意識をもって自分発見プログラムの学習を進めることができた。
自己理解を深め、「なりたい自分」に向けて取り組む児童の育成 八木橋 友紀
以上の研究は、冒頭に紹介した自己理解のメリットである「自己制御」「意思決定」「他者理解」に当てはまることが考えられます。
自分の良さを知り、相手のことも理解してアドバイスや行動をする他者理解
なりたい自分やそのための行動目標を決めた意思決定
なりたい自分になるための行動を試行錯誤して、目標を達成する自己制御
このように当てはまるのではないかと思います。
ただ1番のメリットは自己肯定感を上げることだとになるのでお忘れなく。
自己理解というのは、自分だけでなく、他者とのやりとりが必要になってくるんですね。
人は自分のことを思っているよりも知らない部分があるのん。
特にそれは幼い子ほど、そうだのん。
だからこそ他者の視点が必要なんだのん。
自己理解が浅いデメリット
では、自己理解が浅いとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
結論、メリットの反対になります。
自己制御、意思決定、他者理解が浅いということになります。
成長が鈍化する
自己理解が浅いと、他者への意識が低い状態になります。
これは他者から見る自分への意識も低いことになります。
そのため自身の思い描く「自分」と他者が思う「自分」にGapがある可能性が高いです。
そのため、他者が自分のために助言やFeedbackをしても響かない傾向にあります。
「何言っているんだ、私はできている。何も問題無い。むしろあなたが間違っている。」のような状態です。
このような状態では、せっかくの成長機会を逃ししまうことが多くなりますね。
自分に適した選択が困難になる
自分の性格や価値観、長所・短所などが理解できていないため、選択を迫られた際、自分に適した選択が困難になります。
自身が描いた理想像と現実の姿に、Gapが生まれます。
その場合、「こんな筈ではなかった。おかしい。これは私には合わない。」と後悔、断念をしてしまう可能性があります。
また自己制御も低いことから、簡単に断念してしまうことが考えられます。
以上のようなことがデメリットの可能性があります。
人間は体験や機会により成長する生き物です。
しかしそれは正しい選択をして、諦めず、汗水垂らして、やり抜いた人間だけが得られるのが成長です。
そのために自己理解の必要性を感じられます。
自己理解を深める方法
では、どうすれば自己理解を深められるのか?
もうすでに上記の、小学生を対象とした研究が答えになります。
自己理解が早く進むポイントとしては、
- 自分の特徴は一体何か?考える機会を設定すること
- ママやパパ、身近にいる人も子供の評価を行うこと
- なりたい自分や行動目標、その場面を設定すること
- 定期的に現状と目標を振り返る機会を設定すること
人は自分が思っているほど、自分のことを理解できていないことが多いです。
特に幼い子供ほど自分のことをわからないと思います、自分を振り返る機会などほとんどないからです。
また、語彙力も少なく、観察している部分も外見や所有物が多いかからです。(研究でわかっています。)
例えば、小学生が「物事を俯瞰的に見れる」「一貫性がある」という言葉がすぐに出てきそうでしょうか。
なかなか難しいですよね。
そのため年齢に合わせた語彙を使いながら自己理解を深めるのが理想的かと考えます。
下記の表を見ると、青年期後期(大学生)になるとより広い視野で現状を把握しており、その中で自分の長所・短所や価値観から、何が適しているのか?が選択できていることがわかります。
一方で、児童期前期(5歳児)は、「青い目をしている」「妹がいる」など見たまま、思うままの表現になっていることがわかります。
まだ自身のことをうまく表現ができないですし、客観的に自分を見ることができないことがわかります。
そのため、身近にいるママパパが我が子のために、自己理解を促す機会を創るのがベストだと思います。
なるほど。
自己理解は子供の発達レベルに合わせて行うのが、理解を深めるポイントなんですね。
そうだのん。
いきなり難しいことを伝えても理解ができないのん。
子供とやりとりをすることで、本心を引き出すことが大事だのん。
ところで、子供の自己理解を促す機会って難しくないですかね?
先の事例の小学校のプロジェクトのようにやるのは難しいような・・・。
自己理解を促す機会としてある家族の事例を紹介するのん。
参考にするのん。
自己理解の機会の創出
ここからは私の実体験を元に紹介を行います。
我が家の長男くん(5歳)に対して行なっている自己理解の機会の創出の紹介になります。
我が家での子供に1年間に1度ノートを1冊与えて、自己理解の機会を創出しています。
これにより、自己理解や自己肯定感が育成されているなと感じております。
例えば、「他者に優しい」「練習すればできる」など本人から感じる部分があります。
ノートを使った自己理解の機会創出は、下記の3ポイントになります。
年末年始
年始に今年やりたいことを書き出します。
年末には今年できたこと、できなかったことを2人で振り返ります。
こんな感じです。(字が汚くて、すみません。)
年始に1年間のやりたいこと、行きたいところ、日々の生活でやりたいことなど、とりあえず長男くんから出てくる言葉を全てを書きました。
この作業のいいところ
・我が子の本心や興味、意外な一面などが理解できること
・我が子とのママパパのコミュニケーションツールになること
・ダラダラの時間が、このノートを見返すことで、有意義な時間になること
壁にぶち当たった時
目標に向かって頑張っていましたが、壁にぶつかることはあります。
例えば、長男くんが運動会で、かけっこで2位になった時。
ゴールした時、最初笑っていましたが、自分が2位という現実を突きつけられ、顔がみるみるうちにこわばっていきました。
頑張って練習したのですが、これが現実です。
長男くんは、スタートは良かったものの、途中で横の友達を見て、「初めて2位になった〜」と叫んでいたのです。
この部分が2位になった要因かな、と私は思っていました。
家に帰り、長男くんに聞いてみました。
私「かけっこどうだった?」
長男くん「悔しかった。」
私「そうだな〜、一生懸命練習したんだけどな〜」
長男くん「・・・・」
私「なんで、2位だったと思う?」
長男くん「ん〜練習が足りなかったからかな。」
私「そうかもね〜、今日のかけっこビデオに撮ってるから見てみようか。」
長男くん「うん」
その後、ノートには「2いになった」と記載しました。
現実を受け止めるためです。
また「かけっこの時によそ見をしないで集中する」という意識づけができたとも思っています。
いわゆる「改善」ですね。
もちろん、今年の目標には「かけっこで1位になる」と目標を掲げています。
また「かけっこ中によそ見をしない」と昨年の反省も記載をしています。
この時のいいところ
・目標にしていたことに対して、一緒に振り返ることができること
・「なぜ?」そのような結果になったのか、を一緒に深掘りできること
・改善点を一緒に考え、記録でき、再挑戦できること
個人的には、このサイクルは言葉の量で身に付く、「GRIT」にもつながってくると考えています。
自ら考えて、やり抜く力を身につけるため、ママパパの促しが必要だと考えます。
何かをやり遂げた時
そして3つ目の機会のタイミングは、目標をやり遂げた時です。
これはわかると思いますが、一緒に目標を振り返り、できたら一緒に喜びを分かち合うためです。
例えば、長男くんが自転車に乗れた時のこと。
一緒に何度も何度も、練習をしました。
恐らく、ママパパであればお休みの日に一緒に練習をした方は多いのではないでしょうか?
我が子が膝や肘を擦り傷を作りながら、何度も起き上がって練習をするのは振り返ると良い思い出です。
そんな時初めて乗れた時、とても嬉しいですよね。
自分のことのように、子供よりも喜んだと思います。
私は長男んくんの初めて乗れた時の驚きつつ嬉しそうな顔を忘れられません。
その後家に帰り、一緒にノートに花丸を書きました。
ここで終わりではなく、「なんで乗れたのかな?」「どうして急に乗れたんだろうか?」を一緒に深掘りをしました。
意図としては、成功の要因を理解するためです。
成功は単なる偶然ではなく、何かしらの要因が重なり合った時の結果だからです。
そこでは「諦めずに練習をしたから」「右足を強く漕いだから」「支えていた左足をすぐにペダルにのせられたから」「前を見ていたから」という要因を、ビデオを見ながら一緒に考えました。
この時の良いところ
・我が子と一緒に、喜びを分かち合えること
・「なぜできたのか?」を掘り下げられること
・別の目標を見て、クリアしよう!となること
その他ポイント
より具体的にする
例えば、「英語を上手になる」これだけではわからないですよね。
具体的に「A〜Zを言えるようになる」など、本人とどのくらいまでできればクリアにするか、を決めます。
より具体的にすることで、我が子は目標をクリアした時の姿をイメージがしやすいですね。
・クリアするために、何をすれば良いのか?
例えば、「自転車に早く乗れるようになる。」これだけでは、どうやって?がないですよね。
具体的に「お休みの日、小学校で、練習をする」など記載しておきます。
目標をクリアするために、「いつ、どこで、何をするか?」くらいは決めると、イメージがしやすいですね。
またママパパから「今日はお休みだから、小学校で、自転車の練習をするんじゃないの?速く乗れるよになりたいんじゃないの?」などと、我が子を目標達成のために促すことができます。
なんのために?
例えば、「かけっこで1位になる。」という目標を立てた時のこと。
「なんでかけっこで1位にになりたいの?」と聞きました。
「パパみたいに速く走りたいから」と回答が来ました。
「え、そんなこと考えていたんだ。」と内心思いました。
それ以降、あまりかけっこの練習に前向きにならないときは、「パパは長男くんと一緒に速く走りたいのにな〜」というと、思い出したかのように、練習に行くこともありました。
ノートにオリジナル要素を加える
目標のチェックだけでは、たまにしか見ないノートになってしまいます。
「また目標か〜」という少し面倒な振り返りの機会と捉えかねません。
そのため、我が家では長男くんの好きな恐竜をノートに塗り絵できるようにしました。
また塗り絵をした恐竜について、体長や体重、食べ物などを書いてもらい、オリジナルな図鑑を作りました。
また、できる時はお休みのやりたいことを書き出して、1つずつやりたいことをやっていく、という作業をしました。
以上になりますが、このノートは親子のコミュニケーションツールにもなり、親子の思い出の品にもなります。
なるほど、このノートは良いかもね。
言葉だけではうる覚えだもんね。
まあこれはほんの一例だのん。
子供によって、ママパパによって、やりやす良い方法でやれば良いんだのん。
要は、自己理解を深める振り返りの機会があれば、良いってことですね。
そうだのん。
目的が達成できれば良いんだのん。
こぶおはこぶおなりのやり方を考えれば良いだのん。
ところで、自己理解の次の段階の自己受容って何ですか?
今日はだいぶ長くなったから、次回おしえるのん。
まだ仕事が残っているので、またね〜
え・・・、まだ途中じゃん。
まあ、もう帰る時間だし、帰ろう。
みなさん、またね〜
まとめ
- 自己肯定感の形成には、肯定的な自己理解と自己受容、そして他者とのやりとりが必要であること
- 自己理解は幼少期から始まり、将来的に自己制御・意思決定・他者理解などのメリットがあること
- 我が子の自己理解を深める方法は、ママパパが一緒に目標を考え、実行し、振り返る必要があること
いかがでしたでしょうか?
今回は自己肯定感を高めるための、最初のステップ「自己理解」を学びました。
自己肯定感は10歳ごろピークを迎えます。
その始まりは幼児期であり、自己理解から始まります。
自己肯定感のピークをより高く、そして下がりを緩やかにするためにも、自己理解を早めに始めたいところです。
そのためにもママパパが愛情を持って、一緒に考え、一緒に行動をしてあげることが、我が子の自己理解を深めることにつながります。
ティラノ博士が言うように、「知らないでやるよりも、知っていて意識してやる」では、だいぶ行動も変わるのではないでしょうか?
この記事によって少しでも読者の方々の意識と行動に変化があれば幸いです。
未来ある子供たちのためにも、共に学んでいきましょう!
それじゃ、Have a nice day!
【参考資料】
文部科学省「自己肯定感を高め、自らの未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力の向上」
福島県教育センター 研究紀要第120号「豊かな人間関係を育む指導援助に関する研究 第2年次」
小出 真奈美「小学校低学年における児童の自己肯定感を高める授業の試み」
Schoo 「自己理解とは?必要性や深め方について解説」
八木橋 友紀 「自己理解を深め、「なりたい自分」に向けて取り組む児童の育成