「公文をやらない」時の、親の3つの心構え

「子供が公文をやらなくて、ノイローゼになりそう。」

こんな方へ、余裕が持てる親の心構えを紹介します。

もうすぐ5歳になる息子がいます。

2歳からはじめて、はや3年。

色々と試行錯誤をして、

現在、幼稚園の日は5枚、休日は10枚を毎朝こなしてくれています。

そしてGRIT(諦めない精神)が身についてくれているのが何より嬉しく思っています。

目次

親はサポーターに徹すること

主役は、「子供」

親はあくまで脇役、サポーターです。

公文をやるのは「子供」です。

子供自身が、主体的に公文をやることこそ「自分で考え、行動する」という価値観が形成される機会なのです。

サポーターは、「主役の目標達成を補助する役目」

主役(子供)が目標達成が困難な時に、そっと寄り添い、一押ししてあげればいいのです。

そして目標達成をしたら、抱きしめて褒めてあげましょう。

いつ?どこで?何を?どのくらい?どうやって?誰と?何のために?は子供自身が決めるようにサポートしてあげてください。

もちろん、休憩をする時、やめる時も判断に委ねてください。

親は、子供が「自分で考え、行動する」という点を決められるように、促してあげてください。

後々これを決めておくと、「途中で遊んでしまった」という時に、子供が我に帰るフレーズになります。

できなかった場合、子供の気持ちを整理する

できなかった場合は、「残念だったね。次頑張ろう。」で終わるのは、サポーターではありません。

ただの傍観者です。

怒りたい気持ちもありますが、全ては自分(子供)が悪いのです。

そして、それは子供が一番理解しています。

ただ、理解はしていますが、どう受け止めていいか?再発防止のためにどうすればいいか?という気持ちの整理のサポートをしてあげてください。

ここは最も重要なタイミングです。次の3Stepで本人の気持ちを整理をします。

本人の気持ちを確かめる

「どんな気持ち?」と問いかけてあげてください。

子供の気持ちに共感することが目的です。

「悔しい。」

「そうだね、パパも悔しいよ。」

なぜできなかったのか、振り返る。

「なぜ、できなかったのか?」と問いかけてあげてください。

ここでは、「なんで、できなかった?」を子供に理解してもらうことが目的です。

「なぜ?」が聞けなくくらい繰り返すのが ポイント。

「なぜ、できなかったんだろう?」

「遊んじゃったから。」

「そうだね、遊んでたね。なんで遊んじゃったのかな?」

「公文やるの疲れたから。」

「そかそか、疲れてたのか。なんで疲れちゃったのかな。」

「幼稚園でたくさん遊んじゃったから。」

じゃあ、どうするか?

「じゃあ、どうすればいいのかな?」と問いかけてあげてください。

どうすれば子供が立てた目標が達成できるか?を明確にするのが目的です。

ポイントは、5W1Hで「どうすれば?」を明確にすることです。

「じゃあ、どうすればいいのかな?疲れてなかったらできそう?」

「うん。」

「疲れてない時はいつだろう?」

「幼稚園に行く前」

「じゃあ、朝やったほうがいいのか?」

「うん。」

「本当にできる?」

「うん。」

「いつからやる?」

「明日の朝」

「じゃあ、何時に起きればいいかな?」

「朝起きて、ご飯の前?後?」

「じゃあ、明日の朝30分早く起きて、ご飯ができるまでに5枚やってみよう!」

という感じで、サポートしてあげてください。

要は、PDCAをサポートしてあげることになります。

うちの子は毎朝6時前に起きて、幼稚園に行く前に公文を5枚やるようになりました!

時間を創る

親はできる限り、子供に時間を創ってあげてください。

それが子供に安心感を与え、勉強以外でも好影響を与えます。

家は「安全安心の場」

我が家は、子供にとって「安心安全の場」にすることを意識しています。

自分の素直な気持ちを出してもいい場所。

本音を出せる場所。

ストレス無く居心地の良い場所。

これが実現すれば、子供と親の関係/意思疎通は良好になります。

勉強する上で、「精神的な安定」は大切

勉強することは、自分の目標達成のため。

できることが増えてる。

親も一緒に取り組んで、自分の目標達成を喜んでくれる。

この思考回路が出来上がれば、公文は親とのコミュニケーションツールの1つになります。

「やらなければならない苦行」で無くなります。

ですから、親は「サポーターとして一緒に取り組む」をしましょう。

供が「ママやパパが見てくれている」と思うだけで、精神的な安定は醸成されます。

親は、絶対に怒ってはいけない

怒ってしまうと、サポーターではなく、監督になります。

そうなった瞬間に、子供にとって公文は、苦行になります。

また「公文 ≒ 親から怒られるかも ≒ ストレス」になる可能性があります。

あくまで公文は、子供の目標達成のためにやっていることですので。

親に時間がない時、心に余裕がない時

感情のコントロールが難しくなります。

親に時間の余裕があれば、精神的にも余裕が生まれ、子供に寄り添えます。

それが子供にとって、精神的な安定につながります。

怒ってしまいそうな時の対処法

ただ時間に余裕のある親なんていません。

で、あれば心の余裕を創って、子供の「安心感」を醸成しましょう。

そんな時は、過去に怒ってしまい、後悔したことを思い出してください。

子供にとって唯一の「安心安全の場」である、我が家が脅かされることを考えると冷静になれます。

もう1つは、一旦その場を離れてください。

子供からすると、

「なんでパパはいなくなったのか?」

と子供なりに色々考えます。

とことん付き合う

我が家の長男は公文を30分で終わることもあれば、2時間かかることもありました。

8枚終わるのに2時間かかった時は、流石にきつかった。

あまりにかかる時を境に、時間を決めて、できなければそこで試合終了というルールにしました。

「途中で止めるのは嫌だ!」

と言ってきます。

チャンスは1回だけあげます。

「いつまでに終われる?」を決めて、一緒に取り組みます。

意外と、この作戦がサクッと終わります。

子供には、とことん付き合うようにしてください。

それが一緒に目標を達成するパートナーとして認められ、相互理解につながります。

勉強以外でもその信頼関係は、好影響を及ぼします。

例えば、言うことを聞いてくれる、約束を守るなど。

集中力が途切れた時は、ありのままを伝える

集中力が途切れ、公文が進まない時、ありのままを伝えてください。

「もう6時になっちゃうよ〜」

「只今、5時55分」

「あ〜このままだとポケモン始まっちゃうよ〜」

など、ありのままを伝えてください。

「やりなさい!」と言うよりも、今どうなっているのか、

自分のやりたいことがこのままだとできないことを理解してもらいます。

過去を振り返る

また、カレンダーや今までやってきた公文の束を指差して、

「あきらめちゃう?今日でこれが止まっちゃうんだね・・」

など悲壮感漂う演技をお願いします(笑。

親に怒られるのは期待されているから。

でも、期待されている親から残念に思われるのは子供でも焦ることです。

子供は常に「自分を見てほしい、かっこいい自分を」と思っています。

残念に思われないように頑張ろうと思うはずです。

また、ひらがなや数字が書けるようになりましたら、

これは公文のおかげで書けるようになったんだよね。」

と、公文をやったことでできたことを振り返ってみるのもいいでしょう。

サポーターとしてできることは無限ですね。

まとめ

  1. 子供が主役、親はサポーター役
  2. 時間を創り、とことん付き合う
  3. ありのままを伝え、行動を促す

いかがでしたでしょうか。

中々、公文をやってもらうのは大変ですよね。

ぜひ、ご参考になればと思います。

ちなみに我が家の長男くんには、A4ノートを与えています。

  • 今年の目標
  • 生活ルール
  • 恐竜図鑑
  • 休日やりたいことリスト

生活ルールに、日々親と約束したルールを記載しています。

例えば、ご飯中に遊ばない、公文中は遊ばない、など。

全て自分で記載をして、たまに振り返っています。

字や数字も書け、彼の進歩が見えます。

公文を継続する効果は、下記の記事をご参考ください。

それじゃ、Have a nice day!

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