「そもそも公文を子供にやらせる目的は?」
そんな方へ、私の経験談(小4で高1数学習得)を書いていきます。
ちなみに私は、幼稚園年少から公文を初め、小学校4年生で高校1までの数学を終えました。
当時は泣きながら公文をやることもありましたが、今では親にとても感謝しています。
その経験も踏まえ書いてみます。
目次
個人的に「やってて良かった公文式」
「高1まで数学に困らなかった。」
東京の中高一貫の学校に通いましたが、高校2年まで数学に困りませんでした。
中3の時、数学の期末テストで100点を取り、益々 数学が好きになりました。
当時、成績は中の成績でした。
満点を取った時の学年トップ達の唖然とした顔が今でも忘れられません。
「就活に困らなかった。」
就活で行うSPI。
数列や指数関数などが問題に出てきます。
余裕で解けました。
やった方は分かると思いますが、これは感覚、直感が重要な要素です。
これは公文の「繰り返して、何度も何度もやる」経験が数学のセンスを上げてくれたと感じます。
また最近、大企業が導入を開始しているProfileXT を受験しました。
SPIよりもその人の性格やスキルを数値化し、適材適所をより明確にする試験です。
数列や連立方程式などSPIよりも多くの数学の問題が出てきます。
理系の方とやりましたが、格段に私の方が早く終了しました。もち、解答率も上でした。
「GRIT(やり抜く力)の形成」
下記の4つの頭文字をとっています。
・Guts
困難なことにも立ち向かう度胸
・Resilience
苦境にもめげずに立ち直る復元力
・Initiative
自ら目標を見つけて取り組む自発性
・Tenacity
最後までやり遂げる執
全てこんな人になるとは思いませんが、
公文をやった私自身、実感しています。
実際、下記を自ら考え、挑戦し、あきらめず達成できました。
- 薬剤師国家試験
- MBA
- TOEIC760点(現在、英会話学習中)
個人的に「やってて良くなかった公文式」
「親も子も毎日が悪戦苦闘 それが耐えられない」
はっきり言って、親も私も発狂してた(笑
親は、「時間がない」「何度言っても聞いてくれない」などなど、悩みはつきません。
小さい時は泣くだけ。
年を重ねれば、口喧嘩になります。
「みんなが行っている塾の方がいい!」と言い訳もします。
一般的に、公文は幼少〜小学校高学年くらいが適しているイメージ。
その後は進学塾というイメージがあります。
親も「手に負えないし、そろそろ進学塾に入れようかしら・・・」と辞めてしまう気がします。
途中で、やめていいのか?公文式
個人的には、公文を続けるべき。
大学受験レベルまで国語も数学もやれば良かった。もっと楽だったはず。
私が公文をやめて行った塾の勉強は、
今までの勉強法と異なり、あまり身に付かなかった。
それは長年、やってきた学習法と異なっていたから。
公文の学習法は、下記の3点がメリットと考えています。
少しずつ難しくなる馴染みの教材
最初の時から、同じサイズの同じ文字の馴染みある教材。
反復のように見えて、実は少しずつ難しくなっている。
だから日々、進歩。自然とできることが増えてるんです。
自分のペースで取り組むスタイル
自分のペースで勉強できる快適さ。
塾に行くと、周りに合わせて、全て理解できず終わることもある。
自分のペースだから理解できるまで終われません。
マンツーで教えてくれるスタイル
分からない部分だけを、分かるまで教えてくれます。
公文の先生はおばちゃんが多いと思いますが、その道のプロですからね。
何百?何千?の生徒に同じ教材を、生徒の数だけ教えてますから、
教え方のコツは熟知しているはず。
家庭での学習に困ったら相談をお勧めします。
「親と関わる時間」が、格段に減った
そして、これが公文をやめた事によるデメリット
家で勉強していたのに、家に居なくなりますからね。
親になった今だから言えますが、
親と悪戦苦闘しながら公文をやった日々は
振り返ると苦いが楽しい思い出。
公文は、親子のコミュニケーションの1つだったんだな、と振り返ります。
今では親と年数回しか会いませんが・・・。
私は親となった今、
子供と共に毎日公文をやっています!
公文学習の目的
最後に、公文の目的を紹介
公文式学習とは、解き方を教わるのではなく、自分の力で教材の問題を解く学習法で、
公文教育研究会 「公文式の特徴」より引用
「やればできる」という自己肯定感を育み、未知の領域にも、自分から挑戦する力を培います。
公文式は、一人ひとりの「可能性の追求」を目指す教育です。
https://www.kumon.ne.jp/about-kumon/method/index.h
正にその通りだと思います。
公文をやれば、ひらがな、カタカナ、漢字、数字が読め、書けるようになります。
それは当然で、他の学習塾でもそれは可能です。
それ以外の付加価値として、
- 親子の絆
- GRIT
- 学習スタイルの確立
があります。
毎日が悪戦苦闘だと思いますが、視点を変えてみると少しは楽になったのでは?
「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なこと。」
羽生 善治さんの言葉です。
私の体験が少しでもお役に立てばと思います。
次回は、子供と公文を続ける「親の心構え」を紹介したいと思います。
それじゃ、Have a nice day!